- ないしょう
- I
ないしょう【内相】内務大臣のこと。IIないしょう【内証】(1)仏教で, 自分の心のうちで真理を悟ること。 また, 心の中で体験する悟り。 内心の悟り。(2)「ないしょ(内緒){(1)}」に同じ。
「今, 目の前でいただくも, ~にて状でいただくも, 同し事と/浮世草子・一代男 7」
(3)「ないしょ(内緒){(2)}」に同じ。「おもては立派で~はくるしい/黄表紙・金生木」
(4)「ないしょ(内緒){(3)}」に同じ。「~より内儀声を立て/浮世草子・諸国はなし 1」
(5)「ないしょ(内緒){(4)}」に同じ。「あれ程うつくしきはまたもなきに, 天神になしけるは~に悪き事のありや/浮世草子・一代女2」
(6)表向きにしないで, 内々にしてある考えや意向。「御~にかなふ事をつとめらるるごとく/どちりなきりしたん」
(7)他人の妻妾を敬っていう語。 内室。「御亭主はまだか。 御~は/洒落本・遊子方言」
(8)身内(ミウチ)。 親族。III「私は~の者でござる/狂言記・鱸庖丁」
ないしょう【内障】〔仏〕 心のうちにあり, 悟りを得る障害となる煩悩(ボンノウ)。 うちのさわり。IVないしょう【内鞘】高等植物の茎や根の内皮のすぐ内側にある柔組織。 側根の原基となる。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.